色止めと輸入業者のアウトソーシング急増中
FROM飯田雅章自宅より今年は、色止めと個人の輸入業者の物流アウトソーシングのお問い合わせに明け暮れる一年でした。色止めに関しては、やはり中国の広州で仕入れた生地によるところが多く同じような生地の色止めが数社から依頼が来るようなことも・・・ポリエステル100%ならほぼ間違いなく色止めできるけれど、レーヨンやらコットンやらとなると少々手こずる場面もあり試行錯誤の結果なんとか合格ラインに滑り込むことも...
ザ・ノンフィクションを観て
ブレイクスルーの飯田章太です。先日、特番で「ザ・ノンフィクション~人殺しの息子と呼ばれて~」という番組を観て衝撃を受けた。2002年に発覚した残虐な殺人事件を起こした夫婦の息子に10時間にも及ぶインタビューをするという番組だった。事件の内容は文字にするにも手が震えるほどのものだ。男は死刑、女は無期懲役が確定している。一番驚くのは、当時まだ小さかった息子はその現場を見ていたというのだ。番組では当時の話や現...
堅牢度改善率7勝3敗
FROM:飯田雅章篠崎本社よりシルクの色止めの依頼が来た。シルクは強い染色が出来ない代表的な素材だ。タンパク質が主成分なので強い熱も掛けられない上に極細の長繊維はデリケートだ。だから、色の定着が悪いので、湿摩擦堅牢度が低い。当たり前の話のようだが、だからこそ奥が深いのがシルクの特徴と言える。上記の様な理由から、洗いきって余剰染料を落としてしまうということが出きないのでポリアミン系薬剤で表面に被膜を付与...
縫い針は折れるだけではありません
FROM:飯田雅章篠崎本社より縫製現場では、針が折れることはよくあるただ、折れたからには4分割してしまったとしても集めてパズルのように合わせて一本を復元して針管理台帳にセロテープで貼って保管する。ではこれはどうか? 実は折れた後に破片を集める際に上の真ん中のピース一つ以外にどうしてもあと一つ(下の写真)しか見つからなかったのでデジタル顕微鏡でそれぞれを拡大してみたら、なんと縦に裂けるように折れ...
フェイクでは無くエコですよ
マーケティングの浅野です。私ぐらいの年代の方は作りものの毛皮風な物はフェイクファーと呼んでいたと思いますが、最近ではエコファーというらしいですよ。雑誌なんかでエコファーって文字をみて、ああそういう言い方のがイイネって素直に思いましたが、よく考えればフェイクファーってにせものです!って言いきった名前にするってすごいですよねw個人的には、ハラコとかリアルファー大好きでしたが毛皮の為に殺される動物の動画...
クリーニング業を考えてみる
FROM:飯田雅章篠崎本社より欧米のクリーニング業界もパークロから石油系溶剤にシフトしてきている。そも、日本と欧米では比率が全く逆で日本が石油が7割に対して欧米はパークロが8割だった。ドイツなどは、現在50%が石油系に移行しているという。そんな中、過去にパークロなどを扱った業者に対して土壌汚染対策法に基づく調査や手順を行う機関を構築することとなった。ウェットクリーニングは認定制度などを設けて推奨され始め...